歴史は繰り返すとはよく言われるが、今の日本経済がなぜこうなってきたか考える際に、近代の歴史を見ると、参考になることも多いようだ。
最近は、Youtubeでわかりやすく解説してくれる動画も多くなって、学生時代には知らなかった事実が分かってきて、興味深い。 (世界はどうなっている Youtube 林千勝・水島総 第28回から抜粋させていただいた。)
・リンカーン: 南北戦争時、ウオール街からの借金をリンカーンが断り 政府紙幣発行 政府は、金利付きお金を借りるべきでない。 それが原因かどうか不明だが。 暗殺
※関連して:フランスの植民地が多いアフリカも、自国通貨発行の制限を受け、貧しい暮らし=PBバランスにより、自国建て国債発行(通貨発行)が制限されてきた日本の状況になんか似ている?
・マネーの民主主義の戦い : 政府紙幣は かなりの発行量だった。回収しようとした。ロスチャイルド傘下の大統領が金本位制にしようとした。 国を分断する激闘 ウイリアムブライアン(現代のトランプ?)は反ロスチャイルド 10倍の選挙資金で、マッキンリー大統領 →金本位制
・グラント将軍: リンカーンの右腕 大統領 日本にも来ている。 列強のアジアへの野心に忠告。 明治天皇に忠言 凡そ一国に於いて避けるべきものは、外債に過ぐるもの無し。 戦争させて、金を貸し、内政干渉。→ 明治政府は外債を忌避 明治30年頃まで
・トーマス・ラモント: 井上準之助は、関東大震災、日本の恐慌で助けを求めた
ラモントは 高橋是清蔵相 の 積極的経済回復策を 不健全と位置づけ
緊縮財政・通貨収縮(デフレ)・保護関税撤廃・国内産業への政府支援の縮小
を求めた。 金本位制への復帰前提とした。
緊縮財政・通貨収縮(デフレ)・保護関税撤廃・国内産業への政府支援の縮小
を求めた。 金本位制への復帰前提とした。
・井上:国際協調のため、金本位制に復帰と述べている。イギリスがすでに、金本位制復帰で デフレなっているにもかかわらず。
濱口と井上は「金解禁は経済正常化への端緒であり、その後長い苦節を耐えた後に、日本の経済構造が改革される」として断行。 → 現代の状況によく似ている。(そういえば、ん十年前、痛みに耐えて構造改革 のようなフレーズってどっかで聞いたことがあるような) 金流出につなる。 大不況と社会不安を生み出す。
・高橋是清:国際金融資本勢力に対抗する必要を考えていた。日本が将来に亘って 英米に伍する経済力を維持するには、中国との経済提携による東亜経済力の創出のほかに道はない。 高梁是清は正反対の政策をとり デフレ収束(世界にさきがけ不況脱出)。
※ こうしてみると、緊縮財政(新自由主義)か積極財政(通貨発行)かという2択のせめぎあいが、昔からあったということがよくわかる。
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