2022年3月12日土曜日

QUCSでRF回路シミュレーション

  リニアアンプのキット(数mW入力のもの)を作っているところだが、改造して5W入力を50W出力程度にできないかと思っている。そこで、回路のシミュレーションができないかと思い、ネットで探すとQUCSというアプリが見つかった。コイルのインダクタンスなどネット上の情報を集めながら、回路図の定数もきちんとしていかないと、うまくシミュレーションできないようだ。

 作った回路のテストをやる前に、シミュレーションしてみたが、最初、設定がうまくいかず苦労する。単位の文字(μはだめで、uでないとだめだったり)が間違っていたり、グラフ表示の方法が、いまいちわかりずらかったり、MOSFETを型番通りするとワーニングが起きたり(結局そのワーニングを無視しないとうまくいかないことがあとで判明)で、だいぶ苦労したが、ようやく、見えてきた。

 とりあえず、よく使うのが、周波数によって、どう値が変わるか、これはACシミュレーション。波形をみたいときは、トランジェント解析というぐらいは、なんとなくわかってきた。また、うまくグラフを表示するには、それなりに、設定の値にも気を付ける必要がある。

 中華製リニアアンプの回路図をもとにシミュレーションしてみたものが、以下のもの。まだ、試行錯誤中ですが、マニュアルに近い動作が得られるようになったので、公開します。半固定抵抗の調整が非常に微妙なので、多回転タイプのもののほうが調整しやすいかもしれません。(実際の調整で1個だめにしてしまいました。デジタルの目盛りはどうしても時間的遅れがあるため、かなりゆっくり目に動かさないとだめかもしれません。)。またインピーダンスのマッチングがいまいち自信がありません。これでいいのかどうか、どなたか詳しい方教えていただけるとありがたいです。(2022.3.21更新)

 45wリニアアンプ回路図.sch

 
45wリニアアンプ回路図.dpl
 
45wリニアアンプ回路図.dat

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