2024年10月11日金曜日

お金の流れでわかる世界の歴史 を読んだ

平易な言葉で書かれており、読みやすい本だった。 

p57 マホメットはイスラム教に改宗すれば人頭税を免除すると呼びかけた。

※ローマは重税、イスラム教は、減税 今の西側諸国が、イスラム教派と対立するのもなぜなのか、 わかるような気がする。

p90 スペイン:高い消費税で物価は上がり、景気は低迷 衰退の原因

p130 イスラム教徒とヒンズー教徒の対立 を利用することでイギリスの支配は成り立っていた。

p173 当時の日本の指導者は泥沼の内戦を好まなかった。アジア諸国が内戦につけこまれて欧米から侵略されてきことを知っていたから。

p196 金本位制のもとでは、金が少なくなると、その国は通貨を減らさなければならなくなる。金の減少>通貨の流通に支障>デフレ>産業が沈滞

 ※日本は、管理通貨制度にもかかわらず、緊縮財政で通貨流通減少で、同様のことが起きたのだろう。

p197 世界大恐慌時のドイツ ブリューニング政権は、財政赤字の深刻化していたので、財政支出削減、増税を行おうとした。6月に失業保険支払い打ち切り、公務員給料の引き下げ、増税を検討した。 不況のときに、財政を緊縮させれば、もっと不況になる。経済悪化で、失業者が650万人。国民の猛反発。代わって登場したのが、ヒトラー。財界や保守派も共産党の台頭を防ぐためヒトラーを支持。労働者保護、アウトバーン建設等で、3年で失業者を100万人まで減らす。

p230 ソ連は平等だったから崩壊したのでなく、むしろ自由主義国より不平等だったから崩壊した。

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