2015年11月28日土曜日

圏論勉強会第7回

(T,in)がF始代数ならば
(|in|)=1T(反射則)
またh∘f=g∘F(h) ①が成り立つならば
h∘(|f|)=(|g|)   ② (融合則)

sum∘filter(even)を一つのfoldrで表せ。

まず
p(a,as)=  cons(a,as) (even(a)=trueの時)
     { as (それ以外)
とするとfilter(even)=(|[nil,p]|)となります。
  このfilter(even)=(|[nil,p]|)が②の(|f|)に対応する

 よってsum∘[nil,p]=[c,g]∘(11+1A×sum) ③ を満たすc,gを見つければ融合則が使えます。
   ①に対応する式が③   また、[nil,p]が①のfに対応している。 sumはhに対応。

これをpointwiseな等式に書き直すとまずc=sum(nil)=0であり,
    ∵③式の左の要素どうしが等しいことから

  g(a,sum(as))= sum(cons(a,as))=a+sum(as)  (even(a)=trueの時)
          { sum(as)              (それ以外)
が成り立てば良いので,
    ∵③式の右の要素が等しいから p適用後sum適用つまり、sum(p(a,as)) =sum適用後g適用つまり g(a、sum(as)) ということか

g(a,x)=   a+x (even(a)=trueの時)
     {  x   (それ以外)
とすれば良いです。すなわち(|[0,g]|)=foldr(g,0)が求める関数です。

2015年11月4日水曜日

圏論 P19

Cの対象Cのもとでの余スライス圏C/Cとは、対象としてdom(f)=CをみたすCのすべての射fをもち、f:C→Xからf’:C→X'への射はh・f=f’となる射h:X→X’である。さて、スライス圏の定義から、余スライス圏の定義の残りの部分を実行してほしい。スライス圏および双対構造の用語により、余スライス圏はどのように定義されるであろうか?
    h
  X → X’
  f↖  ↗f’
    C

 C/Cでは、f、f’が対象  hが射 ?

例1.8 点付き集合の圏Sets*は 与えられた点a∈Aをもつ 集合Aからなり、射f:(A,a)→(B,b)は’点’を保つ。すなわちf(a)=bをみたす写像f:A→Bである。これは、一つの要素からなる任意の集合1={*}の’もとで’、集合の余スライス圏と同型である。
          Sets*≅1/Sets

実際、写像a:1→Aは要素a(*)=aに一意に対応し、射f:(A,a)→(B,b)はちょうど次の可換三角形に対応する。      a
            1 → A
             b↘ ↓f
               B

わかりやすいサイトです。参考にさせていただきました。